4月30日(日)岐阜市リバーパークおぶさ付近の長良川河川敷にて.水防講習会が開催されました.
社会基盤デザイン工学科の水工系ならびに地盤系の院生および学生が合計8名参加しました.
5月21日(日)に愛知県の東海広場西エリアで開催される総合水防演習の練習にあたります.
昨晩から雨が続いており開催が心配されましたが,9時の開会式にはほぼ止んでいました.
まずは土嚢をつくります.お互いに協力して行います.
かなり出来上がりましたが,合計で200以上必要です.
20分の休憩を挟んで,月の輪工の作成にあたります.土嚢を置いて,赤土を敷き詰めて,蛸胴突で突き固めます.
合同チームである愛知工業大学の学生とも協力して実施しました.
完成した月の輪工.パイピング等により堤防の川裏側に漏水が生じた場合,噴出口にこの工法を設けることにより,河川水位と漏水口の水位差を縮小することのできる,緊急の構造物です.名城大学は右隅にいます.
これからの出水期に必要になるかもしれない水防工法の訓練を,体全体で感じることができました.雨が上がったとはいえ,泥濘のなかでの作業でしたが,よい経験を得られました.5月21日(日)の本番に向けて,準備万端です.
主催者の国土交通省中部地方整備局,ならびに講師を務めて頂いた岐阜市水防協会にお礼申し上げます.