教授
水理学,水文学,地下水工学
社会や組織の枠組みが変貌する今日,物事に柔軟かつ粘り強くチャレンジできる人材が求められている.従来の延長で専門知識を伝えるだけでなく,社会人としての基礎学力や自己管理能力,そして幅広い価値観を備えた“足腰の強い”青年を育てることが必要である.担当する授業科目は数学的表現が多いためか,不得意に感じる学生が多い.そこで,大半の学生が少なくとも基本問題は解けることをめざして指導し,苦手意識をもつ学生を減らすよう努めている.大学院進学をめざす優秀な学生には,応用問題を中心とした高度な内容を教えたいが,多人数教育のために容易でない.そろそろ教科ごとに能力別クラス編成を考える時期に来ているのかもしれない.大学院教育では,最新の専門知識に加え,情報の収集と解析能力,作業の計画的実施と協調性,成果の取り纏めと発表・討議の能力開発を重視し,知的にレベルアップさせることを目標としている.